2013-05-24

日向臭い

気持ちのいい夏日が続いています。
洗濯物はカラっと乾き、干した布団はふんわりとした幸せな温もりを持ちます。
この時の布団についた独特の臭いを「日向臭い」ということを最近知りました。なんだかその言葉の響きを気に入ってしまい、時々こっそりと口に出したりするのです。



2013-05-23

ラミネート生地でプールバッグ

室内プールのある娘の幼稚園ではもうプール教室が始まり、急遽バッグが必要になりました。
すっかり小物熱は冷めてしまったので切り替えも何もない、シンプルな作りです。
内側にマジックテープを付け、紐はもうすぐ4歳の娘でも、大人の私でも肩からかけられる長さにしました。

初めてラミネート生地を扱うに当たって、近所の手芸屋さんで専用の押さえ金具を購入。しかし私のミシンとは相性が合わず使えませんでした。サイズは問題なかったのですが、内側の金属が磁石なのか針が下りたまま上がってこず、力ずくで回したら針が折れてしまいました。
ネットで調べたら、普通の押さえ金具の裏にセロハンテープを貼ると良い、とあったので試してみたところスイスイ縫えました。最初からこの方法でやれば良かったな、と反省。




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Laminated Pool / Beach Bag


I made a laminated bag for my daughter to put in her bathing suit and towel.
I was pretty worn out making all of her bags for pre-school, and ended up with something very simple - a single handle to put on her shoulders and a piece of velcro on the center.

It was my first time sewing laminated material, and obviously it would not budge with the normal attachment I use.
So I went to the local craft shop, and got myself a new attachment especially for laminated material, which had a small roller on both sides.
The size fit my sewing machine, but somehow the needle wouldn't come up after going through them.  I'm guessing it was magnetic and was holding the needle down.

I then went on the internet for some help, and found out that putting some regular clear tape on both sides of the attachment will make the material flow through.
And it totally worked.
All you need to do is make sure you only cover up the surface that meets the material.  Cut off the sides and leave that space in the middle where the needle goes through.

スモーキークォーツとスワロフスキーのネックレス

オーダーメイドの作品をもう一点作りました。
こちらは黒いスワロフスキーとスモーキークォーツを合わせたネックレスです。
クリスタルは3mm, 4mm, 5mmのもので大きさのグラデーションを作り、一つ一つ丁寧にワイヤーで繋ぎ合わせました。
スモーキークォーツは上品な淡い色合いのものを選びました。「ミレニアムカット」や「コンケーブカット」などと呼ばれる凹凸面を多く含むカットが施されています。以前にも同じ石でピアスを作りました。

繊細なワイヤーワークや細かいクリスタルがデコルテを美しく見せてくれる、シックなネックレスです。





2013-05-22

カルセドニーと淡水パールのピアス

ふんわりとした乳白色のエメラルドグリーンが美しいカルセドニーを使ったオーダーメイドのピアスができました。シンプルながら、石とパールのバランス加減や付けた時の揺れ具合を確認しながらの作業。
小粒の淡水パールを三つずつ加え、14Kゴールドフィルのパーツで仕上げました。

足取りも軽やかになりそうなピアスです。




2013-05-17

廃れることのない定番アイテム

捨ててしまったモノがたくさんある一方で、何年間も持ち続けているモノもあります。

二十年ほど前、小学校四年生の時にGap Kidsで買ってもらったベルト。多少短いですが、なんら問題なく使えます。むしろ皮が柔なくなり、しっとりしています。

靴は三十年近く前に母が履いていたノーブランドのもの。インソールの部分が傷んでいたので替えましたが、それ以外はとてもいい状態でした。アシメトリーなカットとヒールのボリュームが好きです。

こういう長く愛すべきモノはそれ自体の良さだけでなく、その人にしか分からない思いが詰まっているのだと思います。




ファッションを学ぶ

働き始めたころ、なぜかよくファッション関係の本を読んでいました。
今でははっきりと服や服飾品が好きだという自覚はあります。何度かの引越を乗り越え、捨てられずに取っておいたこれらの本を見ると、当時から興味があったことがやっと分かりました。

小さい頃から物欲ななく、祖母に何かを買ってあげると言われても遠慮していたくらい。アパレルブランドについても疎く、ハイブランドのものを買ったこともほとんどありません。故にずっと「ファッションに興味がある」と公言する自信がありませんでした。でもこれらの本に象徴されるように、私はどうやらブランドをどれだけ知っているかよりも歴史や作り手の哲学、ビジネス面の方に興味があるようです。



<左>『ファッションデザイナーの仕事がわかる本』obscure inc. +小野田史
   『MANNERS』ケイト・スペード
   『STYLE』ケイト・スペード
   『FASHION 18世紀から現代まで』京都服飾文化研究財団コレクション
<右>『ヴィジョナリーズ ファッション・デザイナー達の哲学』スザンナ・フランケル
   『ファッションの記憶 1960〜70年代おしゃれの考現学』伊豆原月絵
   『ファッション中毒』ミシェル・リー
   『勝ち残りましょ、銀座で』鰐渕美恵子
   『ファッション:ブランド・ビジネス』山室幸一

2013-05-16

エルバビーバ (erbaviva) のベビーセット

子供たちへとこちらのセットを頂きました。
これからの季節には欠かせない日焼け止めと虫除けスプレー、そしてチェストバーム。
優しいオレンジ色と独特のイラストがとてもかわいいパッケージです。

チェストバームはゼラニウム、ローズマリー、ラベンダー、ユーカリなどがブレンドされた、安らぐ香り。良く寝る子供たちにはもったいないので私が毎晩使っています。

日焼け止めも自然な香りです。昨年使っていたラヴェーラのベビー&キッズサンミルクより付け心地が軽く香りも好み。これも子供たちにはもったいないなぁ(笑)

虫除けスプレーはたくさん使うのでなかなか自分でオーガニック系のものは買えず、いつも薬局ものです。でもやっぱり身体に優しいものに越したことはないですよね。虫除けといえば、夏場はユーカリやティーツリーの精油を数滴コットンに付けたものをオーガンジーの袋に入れ、ベビーカーの下に結んで付けていました。心無しか素足を噛まれなくなったような気がします。





2013-05-15

天然石の可能性

たった一つしかないそれぞれの天然石。

作り手によって限りない可能性が見い出され、そして身につける人によってまた新たな魅力を惹き出される。

いや。もしかしたら石たちが作り手の限りない可能性を見い出し、身につける人の新たな魅力を惹き出してくれるのかもしれない。



2013-05-12

ヘアアクセサリーいろいろ

髪が伸びてきたのでヘアアクセサリーをいくつか作りました。
シュシュはギンガムチェックのものは大振り。左のはリバティプリントです。

小学生の頃は腰の辺りまで髪を伸ばし、高い位置でのポニーテールがお気に入りでした。そしてシュシュは欠かさず。母がキルト用に集めた布の中から選んだ生地であの頃から自分でシュシュを作っていました。

黒いリボンは家で裾上げしたユニクロのストレッチパンツの切れ端。適度な厚みできれいなリボンの形になりました。ただ、写真にも写ってしまっていますが、ホコリの付きやすい生地だったのが難点。
ピンクのリボンは娘用です。こちらも小さい時に履いていた靴下から取ったもの。
捨ててしまうようなものをこうやってかわいいアイテムに使えると、とても気持ちがいいですね。




スワロフスキーのゴールドムーン・ピアス

月のような形に不揃いの穴が開いた珍しいパーツにピンク、グリーン、シャンパンゴールドのスワロフスキークリスタルを飾り付けたピアスができました。
マットな質感と優しく輝くクリスタルが上品で女性らしいタッチに仕上げています。

この三色の組み合わせは暖かい季節のアクセサリーにぴったりです。先日友人に作ったゴルフマーカーも同じクリスタルを使ったもの。

ピアスはショップにもアップしました。どうぞご覧下さい。




 

2013-05-10

自分の中の教科書を作る

昔から日本の地理や歴史に弱いことがコンプレックスでした。
父の転勤のため、5歳から11歳の六年間をニューヨークの郊外で過ごし、帰国子女枠で大学までエスカレーター式の私立に入学。受験勉強として地理や歴史を学習することがなかった、というのが言い訳です。

結婚してから各地に旅行に行くようになり、日本の地理や歴史を改めて(初めて?)知り始めています。
実際にその土地を訪れることによって、暗記の勉強では得られない濃い知識を身に付けているように思います。
写真は先日訪れた志摩のリアス式海岸。
盆暮れに行く夫の実家の京都は「山に囲まれた盆地は夏は暑く、冬は寒い」ということを身を以て体験しています。

また、自分で食材を買うようになって各地の特産品が分かるようにもなりました。色んな地方出身のママ友やご近所の方々から頂く帰省土産も、私の教科書を綴るのに大活躍。

地理や歴史だけでなく、子供達には体験した知識や考察を自分のものにしていってもらいたいと思っています。道端に咲いている花の名前を調べてみたり、手作りシャボン玉でプチ実験をしてみたり。日常のちょっとしたことが楽しくなりそうです。



伊藤まさこさんの言葉

図書館で借りた『Robe Rouge』の中で伊藤まさこさんが語っていた言葉に励まされました。ご活躍されている方でも過去に失敗されていた経験があるんですね。
そして前回のブログで自分のファッション歴を綴ったばかりでなんてタイムリーなこと。

忘れないよう、ここに記録しておこうと思います。


 洋服選びは今までに何度も失敗を繰り返してきました。流行りのものに手を出して、翌年はもう飽きていたとか、気が急いていて試着しないで買ってしまい、結局体に合わなかった、とか。20代の頃はそんなことの繰り返しでした。
 ところが、30代に入ってからは服に対する考え方が変わってきました。流行りに惑わされず、自分に似合うものが着たい。とてもありきたりの考えのようですが、素直にそう思うようになってきたのです。(中略)
 好きな服=似合う服という方程式は成り立たないかもしれないけれど、「好き」という気持ちを持つということはとても大事なことのように思うのです。

伊藤まさこ『Robe Rouge』より

 

2013-05-09

迷える30歳のワードローブ

ここ二年余りで大量の服を処分しました。恐らくゴミ袋5、6個分くらい。

今から十年程前、学生時代は体育会のバスケットボール部でした。四年間の大半はダボダボのスウェットやTシャツ、ジャージで過ごし、普段着もジーンズにスニーカーのカジュアル派でした。
そして新卒で入った会社は都内の証券会社。一気にスカート&ヒールファッションの内勤OLに。この頃はオフの日に何を着ていいのかさっぱり分かりませんでした。学生時代と同じ格好ではさすがにまずいし、かと言って出勤服も、、、要は大人のカジュアルが全くできていなかったということです。問題はヒールのない靴がスニーカーしかなかったというところにあったのではと今になって思います。
はたまたこの三年後にはスポーツアパレルの会社に転職し、社割りやサンプルセールで安く買えるのをいいことにあまり吟味せずに服を購入。手持ちのOL服となんとかコーディネートしようとしていた格好はもはや思い出したくもないですね。
極めつけは転職して半年で妊娠し、そこから妊婦生活、授乳生活を二回繰り返すのです。

その結果クローゼットの中身はとんでもないことになってしまいました。

最初の妊娠後期から気持ちもママっぽくと、今まで手にしたことのなかったナチュラル系の服に挑戦してみました。ゆったりしているのでマタニティ服の代わりに着れて、なんだか気持ちもふわっ、ゆるっ、とするのでいいかもしれない、と思ったのです。しかし問題は寒くなってから。上記のファッション歴の中からはナチュラル系に合うアウターやブーツが一つもない!かと言って一式揃えるほど自分の服にお金はかけたくないし、無理矢理合わせて出かける勇気もなく。
結局今までに集めたものの中から無難なものを組み合わせて着ていました。

転機が起きたのは、同じく二児の母としてファッションに迷っていた古くからの友人に雑誌のVERYを勧められたこと。
今までは自分に全く縁のない世界だと思って立ち読みすらしたことのない雑誌でしたが、見れば見るほど「そうそう!私こういう服が着たかったの!」と、他に訴える人がいなかったので夫に見開きのページを突きつけたりして(笑)
お金持ちママ向けのブランドものファッションばかりかと思っていたら以外とそうれではないことに驚きました。
そして、「専業主婦/母親=ナチュラル系」というおかしな固定観念をいつの間にか自分に植え付けていたことに気付かされたのです。
もちろんナチュラル系のファッションをとっても素敵に着こなしている方もたくさんいますし、それは人それぞれだと思います。
でも私はそうではなかった。素敵に着こなすこともできなかったし、自分の本当の好みでもなかった。リラックスできるスタイルもいいけれど、これからもヒールを履いて都会に出かけたい。それが本心でした。

そうやって気持ちが吹っ切れ、ワドーローブの断捨離をしてみると、混沌としていた中にも秩序が見てきたのです。
こんなに迷走したにもかかわらず、根底にある自分の好みは変わっていなかったことを発見しました。それが分かると買う服、作る服も方向性が定まり、きちんと吟味するようになりました。パターンも書店に置いてある(これまたナチュラル系の)洋裁本しか知らなかったのですが、ネットショップがたくさんあること、そして中には都会的で洗練されたデザインがたくさんあることを知り一気に作る意欲が高まりました。

こちらの写真は二人目の里帰り中に作ったもの。臨月の体型と授乳に対応できて大変重宝しました。そして自分の中でファッション革命が起きた今でも実は出番が多いです。何も考えずにガバッと被れて、着心地がいい。子供と一緒にいる生活にはこれはこれで必要なアイテムなんですね。






<上> パターン:FEMALE 2009年春号 スクエアネックスモック
    生地:fabric bird
<中> パターン:自作
    生地:ユザワヤ吉祥寺店(naniIRO Fuwari fuwari ひかりの園)
<下> パターン:『今着たい服作ろう!』Vあきのチュニック
    生地:fabric bird
    レース:祖母の手芸用品より

2013-05-07

朝日を見ながら

ゴールデンウィーク後半は一泊二日で伊勢・志摩に行って来ました。
途中、伊良湖岬から車ごとフェリーに乗り鳥羽に渡りました。

初めての伊勢神宮はパワースポットなどにはあまり縁のない私でもなんだか空気が違うと感じました。

夜は阿児の海岸沿いにある温泉宿に泊まり、美味しいお料理を頂きました。遊び疲れても待っているだけでご飯が用意され、お布団まで敷いてくれる。主婦にとっては一番の贅沢です。

翌朝は浜辺で朝日を見ました。
静かに景色を眺める。普段の生活には滅多にない時間です。
波の音を聞き、心地いい風を受け、少しずつ染まってゆく空を見ていると言葉ではうまく表すことのできない幸福感に包まれました。
こうやってまた新しい一日を迎えられるありがたさ。忘れないようにしたいものです。





2013-05-02

スワロフスキー・クリスタルの一粒ピアス

スワロフスキーのクリスタルを使った一粒ピアスを色違いで二つ作りました。
どちらも光りの当たり具合によって微妙に表情を変える美しいクリスタル。とても小さなシードビーズで丁寧に囲いました。
この種類は揺れるタイプがこれまでメインでしたが、自分用に作ったブラックの一粒タイプの出番が多いので他の色でも作ってみることにしました。

色味は控えめですが、クリスタルのカットとビーズワークが華やかさを演出してくれる大人のピアス。お洋服が主役の時に一粒キラッと。髪の毛をアップにしたスタイルにもとても映えます。

ショップへはそれぞれこちらからどうぞご覧下さい。
ブロンズ
グレー