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2015-08-16

現実逃避

ここ半年で読んだ本の一部。

今更ながらも、戦後70年でタイムリーだった『永遠の0』

重い内容からリフレッシュしたく、『ララピポ』
話の構成と題名の由来には思わず唸ってしまった。

やらなきゃいけないこと、やりたいことが山積みで気持ちが急いている時。
仕事や家庭で心配ごとがある時。
少しの間、現実逃避させてくれるのが小説の世界。




こちらは表紙の色と質感に惹かれて買ってしまいました。



2014-11-01

旧ソ連という国

少し前に読んだ本のこと。
米原万里さんの『オリガ・モリソヴナの反語法』。
アマゾンで別の物を探していてたどり着いたこの著書はレビューが高く、気になっていたところ地元の図書館で見つけて借りました。

米原さんの作品も旧ソ連を題材にした小説も初めて。
未知の世界、でも過去に確かに存在していた世界に引き込まれ、通勤電車で一気に読んでしまいました。
チェコ在住経験のある著者ならではのリアルな描写、時代に翻弄された人々の物語が心に響きました。

別の作品も予約待ちです。


2014-10-07

MOTHER HOUSE

ここ数年で大量の洋服を処分したり、自分で服を作るようになったりした中で、最近服飾品の生産全般について興味を持つようになりました。

私たちの手元にある洋服やバッグや靴は一体誰がどこでどのようにして作っていて、どのような経緯を辿って店頭やネットショップに並ぶのか。
次から次へと疑問に思うこと、知りたいことが湧き出てきて、真剣に勉強してみたいと思うようになりました。
とは言え、子育てと会社勤めで時間はとても限られているので当面は本やネットでの情報収集をするだけです。
そしてその先も何か大きなことをしたいとは今のところ考えていません。
ただただ知りたいだけ。

先ず手にとった本はバングラデシュ発のバッグブランド、MOTHER HOUSEを立ち上げた山口絵理子さんの著書『裸でも生きる』。
今まで読んだ自伝の中で一番奇抜で行動力のある人だと思いました。



今日は行きの電車で読み終わったので、帰りに途中下車して直営店を見てきました。
どれも個性があるけれど実用的で主張し過ぎない。何年も使い続けたいと思うようなバッグや小物ばかりでした。

もともとバッグはカッチリしたものより丸みがあったりクシュクシュ感のあるものが好きなので欲しいものがたくさん!
そしてふと思い出したのです。以前にこちらのバッグをPinterestに保存した記憶が、、、
やはりありました。
詳細を見たら三年も前に保存していたと。
定番商品のHanabiraとうシリーズのものでした。

何か特別な時に、時間をかけて吟味して、手に入れたいなと思っています。
(最近こういうものが多いなぁ、、、)

ネットショップはこちらです。
MOTHER HOUSE
ぜひ見てみて下さい。

2014-08-03

『サクリファイス』

ホラー小説かと思うこの題名。実は自転車レースの話です。

友人の娘さん(小学校四年生)に勧めてもらったもの。
中学受験に向けて塾に通っている彼女。本格的な勉強が始まる前にたくさん本を読みなさい、と国語の先生が勧めてくれたとか。
偶然いつも通っている小さな図書館にあったので借りてみました。

今まで全く知らなかった自転車レースの世界。
そのルールやこの競技を取り巻く国内・国外の事情、レースの見どころなどもストーリーの中にうまく盛り込まれていて、あっという間に引き込まれてしまいました。

続編が何冊かあるので借りてみようと思います。

それにしても四年生でこんなのを読むのかぁ、、、。
子供たちにも本好きになってもらいたいと思うけれど、それは親が強要するものでもないかな、と思っています。
私ののめり込みっぷりを見て、むしろ嫌いになってしまったらどうしよう、、、




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Sacrifice


From the title, you'd think it's some kind of horror book, but no, it's a story about a bike race.
It was recommended by my friend's daughter who is in the fourth grade.

The rules of the game, different situations surrounding the game in Japan and overseas, the highlights of watching the race, were all naturally blended into the story.  It caught my interest right away.

I want my kids to be book lovers too, but that's not something a parent can force upon their children.  I hope they will enjoy getting wrapped up in another place and time they have never been to, feeling all the emotion with the characters.

2014-07-07

ぐうたらな母

雨の降る肌寒い土曜日、読書に没頭してしまいました。
洗濯機が回り終わるまで、と思っていたのに気付いたら夕方。食べるのも忘れて。

読んでいたのはキャサリン・ストケットの『ヘルプ、心がつなぐストーリー』。

こんな私に夫は文句を言うどころか、子供達を連れ出しお昼も済ませて帰って来てくれました。

いい本に出会うと母/主婦としての日常生活に支障をきたします。
子供達のお弁当作りから始まるいつもの平日を控えているのに朝の3時まで読み更けてしまったのもつい一ヶ月ほど前。当然、一日不機嫌な母さん。子供たちに申し訳ない。

これは今に始まったことではないんですけどね。
つまらない授業の間は教科書の間に文庫本を挟んでいましたし、大学の大教室では堂々と。ノートは真っ白のままチャイムが鳴っていたり。
通勤中も本を読みながらの乗り換えもしょっちゅう。

近いうちにこの映画を見ようと思っています。
60年代の女性たちのファッションやメイドの一人が作っていた美味しそうなフライドチキンやキャラメルパイを見てみたい。




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Lazy Mom


I spent this rainy Saturday reading a book all day long.  It was supposed to be only for about 30 minutes, until the washing machine finished.  But it was late afternoon when I was finished with the book, which was when I was finally able to put it down.  I had even forgotten to eat anything.

The book was "The Help" by Kathryn Stockett.

I am grateful for my husband who didn't complain at all, but instead took out the kids and had lunch with them.

The downside of coming across a great book, is that it has a big impact on my daily routine as a mother and one who usually takes charge of the house chores.
It had always been like this for me.  I'd read straight through a boring class, a blank notebook in front of me.  I'd have my nose in between a book, walking across the platform and up the escalator while I changed lines during my commute.

It wasn't less than a month ago I was up past 3am to finish a book, when I had to wake up in three hours with a full weekday ahead.  Boy was I in a foul mood.  Poor kids.

I hope to rent the movie sometime soon.  I'm interested to see how white women dress in the 60s, how one of them sews her clothes, how one of the maids makes the deliciously described fried chickens and caramel pies.  I hope there aren't many violent scenes since I am such a chicken when it comes to pictures in motion.  Yes, coming out of someone who read "Girl with the Dragon Tattoo" while she breast fed her daughter, who read 13 books of slaughter and torture in "Sangoku-shi", a historical fiction about The Three Kingdom Era in China.

Now, what to read next.

2014-06-03

宮崎駿『シュナの旅』

平日の一人時間、ほんの少しの間久しぶりにディープな宮崎ワールドを味わいました。
文庫本サイズ、オールカラーの絵物語、『シュナの旅』という作品。
淡い色が美しい水彩画とは裏腹に内容はずっしりと心に響くものがありました。




小さい頃は『風の谷のナウシカ』を何度も見て、自分も動物と意思疎通ができる特別な女の子になりたいと思っていました。
その後、漫画版を知り映画は全7巻のうち1、2巻の要約に過ぎないことを知って衝撃を受けました。
高校三年生の時、文系に進んだ学生は卒論のようなものを書かなければならず、私はこの漫画を題材にしA4サイズ40枚ほどのレポートを書いたのです。
主人公のナウシカではなくクシャナにスポットライトあて、題名も『風の谷のナウシカ研究、クシャナの成長から学ぶ』と。
登場人物ごとに全部のセリフを書き出したりして、好き勝手それっぽく書いてみたりして。
楽しかったなぁ、、、。





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The World of Hayao Miyazaki


I grew up watching anime movies by Hayao Miyazaki, "NAUSICAA of the valley of the wind" being my favorite.  As a child, I had wished that someday I can communicate with animals like her.
In high school, I wrote a 40 page report based on the comic version of the movie, after knowing the shocking fact that the movie was only the summery of book one and two out of the seven book series.  I remember how I loved writing out all of the serifs and how I tried to sound so analytic.

So it was a couple of days ago that I found one of his comic books "The Journey of Shuna" when I was browsing through Amazon.
I rented it at the local library.  I read it in about 30 minutes, but it took me to that deep Miyazki world again.  Unlike the beautiful watercolor pictures, the story was cruel, and made me think about it the whole day.

2014-05-08

マニアが好き

流行りの娯楽小説だと軽い気持ちで読み始めた『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ。
話が進む連れてどんどんはまっていきます。
4、5巻は久しぶりに新品の文庫として買い、それぞれ一日で読み切ってしまいました。
次の巻が待ち切れません。
読書熱に火がついてしまったので、3巻に出てきたロバート・F・ヤングの『たんぽぽ娘』を借りてみました。
「奇想コレクション」とだけあって、ちょっと不思議な話の短編集。
新たな分野の発見です。


昔から何かについてとても詳しい人、のめり込むものを持っている人が好きです。
例え自分の興味外の分野でもそういう人の話を聞いていて飽きることはありません。

学生時代からの友人で車が大好きな女の子がいます。
大学生の時はガソリンスタンドでバイトし、休日は実家の車をメンテナンスし、理系の学部を卒業してからは大手自動車メーカーのエンジン開発部で働いています。
天職だと言っていました。
つい最近ペーパードライバーを脱した私は車に興味があるとは決して言えませんが、二人で飲みに行くととにかく盛り上がるのです。
時には図解してエンジンの構造や製造ラインについて熱く説明してもらったり。


主人公の栞子さんともお友達になれる気がします。
本の内容だけでなく、作者の人生や出版にまつわる経緯や時代背景はとても面白い。

私ももっと何かのマニアになりたい!



2014-03-23

『華麗なるギャッツビー』の世界

先日映画を観たのがきっかけで、高校生の時に読んだ『華麗なるギャッツビー』を読み直しています。



小説を二度読むのも、映画を観てから原作を読むのも初めてです。

既に読んだことのあるものを読み返すくらいなら新しいものを読みたい、映画を観てからでは自分の想像力が働かない、という理由から。
でもこれが今回は楽しい。

どういう設定なのかがつかめず、文学的な表現も多くて当時はあまり面白いと思いませんでした。
映画を観た後なのでギャッツビーはディカプリオだし、ニックはトビー・マグワイア。頭の中で描く全てのシーンが映画のまんまです。
でも映画の中には小説に出てくるニックの言葉がそのまま多く使われているので、それを文字として読むのはまたひと味違った楽しみ方。


映画の方は音楽も映像も衣装も、それはそれは最高のエンターテイメント。
しばらくはデイジー(キャリー・マリガン)の美しい顔と挿入歌の Young and Beautifulが頭から離れませんでした。

公式HPより



そしてこの曲を歌っているLana del Rayも久しぶりのツボでした。
アニー・ディフランコやアラニス・モリセット、アデルが好きな私としてはこの悲しい歌詞やメロディがたまりません。

Musicoveryで流れていた時にもある曲の一部がアラニスにそっくりだったので気になっていたのでした。
映画を観終わってからアルバム『Born to Die』をiTunesで即買い。

IT断食の甲斐あってか、本、映画、音楽の世界がまた広がり始めました。

2014-02-26

IT断食

スキンケアを一切しない肌断食(過去の記事はこちら→)の次はパソコンやスマホを見る時間を減らすIT断食。
私にとっては肌断食よりも大変です。

我が家はMacBook AirとiPhone。
食卓に置いてあるパソコンは常に電源が入っていて、夫婦で検索エンジンを使い分けています。
私の方は見たいサイトがいつでも見られるように常にタブが15以上は開いている状態。

必要なものを買おうと思ったり、夕飯のレシピを検索しているはずが気付けばフラフラと用のないショップを見ていたり、ブログをチェックしたり。
自分のブログやショップの閲覧回数を更新してみたり。

一回はちょこちょっことかもしれないけれど、まとめるとけっこうな時間になっていると思います。

このIT断食をしようと思ったきっかけはこちらの本。
『減らす技術』レオ・バボード著



夫が読み終わって置いてあったものをたまたま手に取ったら、数時間で読み切ってしまいました。

ビジネス書ではありますが、仕事をしていない人にも十分に当てはまる内容でした。

その中で印象に残ったのは、
*メールはまとめて送ること
*ネットサーフィンは時間や時間帯を決めて、やるべきことを終えた後の「ご褒美」にすること

その大前提が自分のネット行動を認識していることなのですが、私は先ずこれができていない。
いつも隙間時間を使ってパソコンやスマホを見ていることがもはや「無意識」になっていたのでした。
そこが先ず一番の発見。

そして上記の二点を実行するようになり(実行できた日は)一日がとても長く感じるようになりました。
その分いつもより家事を含む色んな用事が片付くようになり、アクセサリーや洋服を作るペースも上がったような気がします。

一番変化を感じたのは子供たちの機嫌がいいこと。
考えたらそれもそのはず。
「お母さん、◯◯して〜」という要求に対して「ちょっと待っててね」と返す母親がパソコンを眺めているか、せっせと洗濯畳みやご飯作りに取り組んでいるかでは相手の気持ちが違うわけです。
子供だって大人と同じ。

そんな生活を始めて数週間、駅の売店でこちらの雑誌を見つけたので買ってみました。


スマホを解約したら報酬がもらえる、メールのccは禁止、などの荒治療的な脱ITで業績を伸ばした会社が特集されていました。

ITは仕事でもプライベートでも切っては切り離せない道具ですが、やはりここにきてその使い様が見直されているんですね。

肌断食も大きく生活を変えてくれました。IT断食の効果もこれから楽しみです。


2014-02-12

娯楽小説でリフレッシュ

年末から読書熱が上がっています。
昔から本を読むのは大好きでした。通学・通勤時、つまらない大学の講義中も。

テレビをほとんど見ない私にとっての大切な娯楽。
最近はネットサーフィンがかなりの割合を占めていましたが。

『三国志』全13巻を読み終え、他の小説やノンフィクションもまた読むようになり、その楽しさを思い出しました。
備忘録も兼ねてこのブログにも載せておこうと思います。

ここ二週間で読み終えたのはこちらの二冊。
『ビブリア古書堂の事件手帖』三上延
『ドミノ』恩田陸

どちらも自分の良く知っている場所が舞台になっているところも楽しめました。

『ビブリア』の方は、ちょうど母と鎌倉で会う予定の日、横浜駅から横須賀線に乗った時に読み始めたのでその偶然にビックリ。
主人公の実家がある大船駅の描写の直後に同駅に着いたり。

『ドミノ』の舞台となった東京駅も以前働いていた会社のすぐ近く。
学生時代は大丸東京店のデパ地下に入っている洋菓子店でバイトもしていました。登場人物が買ったお菓子はきっと実在するものなんじゃないかと思い、どこのお店だろうかと想像してみたり。



2014-02-10

『コスチュームジュエリーの世界』

先日図書カードを作りに夫の勤務地である渋谷区の中央図書館へ。
いつもは出張所のような小さいなところを利用しているので大きな図書館は久しぶりでした。
ファッションコーナーが設けられていて、コの字になった本棚に囲まれてソファーが一つ。
そこで見つけたのが『コスチュームジュエリーの世界』という本でした。

前半は年代別の特徴、後半はデザイナー別に構成されていてとても分かりやすくまとまっていました。
ヴィクトリアンスタイルにアールヌーボーやミリアム・ハスケルにココ・シャネル。断片的にあった知識がすっきりと自分の中で整理されました。

サフィレットなどの素材や高度な技術が時代の移り変わりと共に失われてしまったのはなんとも惜しいこと。でもだからこそのアンティーク品の魅力があるのでしょうね。

著書の田中元子さんがオーナーを勤めるコスチュームジュエリーのミュージアムにも近々行ってみたいと思います。




2013-11-26

『三国志』

北方謙三作の『三国志』を読み終えました。

主役の将軍たちよりも彼らを支え続けた男達、そして男達に翻弄されながらも強く生きる女性たちに感動しました。
世の草食系男子にぜひ読んでもらいたい。

歴史の基礎知識がないもので、さっそくこの時代の年表や地図をネットで検索。受験勉強用の資料集でも買おうかと思っています。

さて、次はなにを読もうか。
続けて中国史ものか、久しぶりに村上春樹か、いくつか気になっているノンフィクションか。
迷う時間もまた楽しいわけです。
(年末に向けてそんな時間はあるのか!?という声は無視して、、、)



2013-07-12

洋裁本の節約

手に入れ、暫く眺めて満足してしまい、結局一つや二つしか作らない洋裁本。何冊かあります。一つも作っていないもの。何冊かあります。
そこで最近は買わずに借りる。なんのひねりもない節約方法ですが、私には効果覿面。

横浜市では市全体の蔵書の中から予約ができ、近くの図書館などに届けてくれるオンラインのシステムがあります。他の地域はどうなのでしょう。
借りるものは本屋で気になったものをメモしたり、アマゾンの「なか見!検索」機能を使ったり、グーグルの画像検索で作った方の作品を参考にしたり。
蔵書の中にあれば予約を入れ、届いた時点で登録したアドレスにメールが送られてきます。

二週間というのが何よりいいのです。
切ってすぐに使えるパターンでさえ寝かしているのに、洋裁本の型紙を写して縫い代も加えるのは本当に億劫。でもタイムリミットがあると頑張ります。作りたいものを集中して吟味します。その先、生地を裁断するステップに入るかは別として。

猛暑が続いた一週間。日々の疲れと戦いながら、食卓に飾ってある向日葵に励まされました。二歳の息子のお友達(女の子)が種から育てたもの。アンパンマン、ママ、パパ、ばーばの次に息子にあげるとずっと言ってくれていたそうです。






2013-05-17

ファッションを学ぶ

働き始めたころ、なぜかよくファッション関係の本を読んでいました。
今でははっきりと服や服飾品が好きだという自覚はあります。何度かの引越を乗り越え、捨てられずに取っておいたこれらの本を見ると、当時から興味があったことがやっと分かりました。

小さい頃から物欲ななく、祖母に何かを買ってあげると言われても遠慮していたくらい。アパレルブランドについても疎く、ハイブランドのものを買ったこともほとんどありません。故にずっと「ファッションに興味がある」と公言する自信がありませんでした。でもこれらの本に象徴されるように、私はどうやらブランドをどれだけ知っているかよりも歴史や作り手の哲学、ビジネス面の方に興味があるようです。



<左>『ファッションデザイナーの仕事がわかる本』obscure inc. +小野田史
   『MANNERS』ケイト・スペード
   『STYLE』ケイト・スペード
   『FASHION 18世紀から現代まで』京都服飾文化研究財団コレクション
<右>『ヴィジョナリーズ ファッション・デザイナー達の哲学』スザンナ・フランケル
   『ファッションの記憶 1960〜70年代おしゃれの考現学』伊豆原月絵
   『ファッション中毒』ミシェル・リー
   『勝ち残りましょ、銀座で』鰐渕美恵子
   『ファッション:ブランド・ビジネス』山室幸一

2013-05-10

伊藤まさこさんの言葉

図書館で借りた『Robe Rouge』の中で伊藤まさこさんが語っていた言葉に励まされました。ご活躍されている方でも過去に失敗されていた経験があるんですね。
そして前回のブログで自分のファッション歴を綴ったばかりでなんてタイムリーなこと。

忘れないよう、ここに記録しておこうと思います。


 洋服選びは今までに何度も失敗を繰り返してきました。流行りのものに手を出して、翌年はもう飽きていたとか、気が急いていて試着しないで買ってしまい、結局体に合わなかった、とか。20代の頃はそんなことの繰り返しでした。
 ところが、30代に入ってからは服に対する考え方が変わってきました。流行りに惑わされず、自分に似合うものが着たい。とてもありきたりの考えのようですが、素直にそう思うようになってきたのです。(中略)
 好きな服=似合う服という方程式は成り立たないかもしれないけれど、「好き」という気持ちを持つということはとても大事なことのように思うのです。

伊藤まさこ『Robe Rouge』より