友人のオーダーメイドで作ったピアスが手元に戻ってきました。
ピアスの片方をなくしてしまったので再度作ってもらいたいという依頼で。
ピンクゴールドとアメジストのロングピアスです。
つい最近作ったような気がしていたのですが、もう二年以上も前のことでした。
でも実際手に取ってみると手の荒さにその歳月をちゃんと感じることができました。
当時はめがね留めを始めたばかり。
それなのに10金のピンクゴールドという高い素材を使うのにドキドキしたのを覚えています。
限られた時間の中で一人で黙々と作る日々。
落ち込んだり、悩んだり、時には投げやりになることも。
でもこうやって作ったものがどこかで大切に使われていることを知る、地道な努力が報われる瞬間です。
作ったものを売るということの大変さにぶち当たってきたこの数年。
私にとっては技術以上に体力的・精神的な戦いだと知りました。
これからも色々と模索し、少しずつ自分のペースで自分の道を見つけていこうと思います。