2016-02-21

自分の基準を持つこと

勢いに乗ってたくさんピアスを作りました。

数時間、机に向かってあれやこれやと素材を出してきても何も進まない時もあれば、
次から次へと作品ができあがっていく時もあります。

デザイン画は滅多に書かないので先ずイメージしていた素材を並べるところから始めます。
組み立てていく中で長さやビーズの配置を変えて完成。
もちろんイメージ通りのものができ、付け心地や耐久性にも問題がない、となればの場合ですが。
それでも一晩たってみたら、あるいはしばらくしてみたら気になるところがあれば手直しをしたり、一からやり直したりすることもあります。

作るものはシンプルなものもあれば個性的なものもあります。
きっとブランド(というのは大げさ過ぎますが)のアイデンティティーを確立するためには雰囲気や素材が統一されている方がいいことは分かっているのですが、今は自分の作りたい気持ちを素直に形にしていこうと思っています。
積極的な宣伝やブランディング、凝ったパッケージングもしていません。
マーケティングに手を抜いていると言われればその通りです。

でも今の生活の限られた時間の中で何を優先するかを見極めることは大切なことだと思っています。
私にとってそれは作品そのものです。
売れそうなデザインかではなく、自分が本当に身に付けたいものかどうか。
この基準に合わなくなったものはショップリストから外すようにしています。
そして買って下さったお客様にはシンプルで丈夫な包装、手書きのメッセージを添えて送らせて頂いています。
サイズの調整やイヤリングへの変更などはなるべく丁寧に対応するよう心がけています。

もちろん改善するべき点は多々あります。
無理なく続けていきながら少しずつ前進できれば、と。

今日はなんだか熱く語ってしまいましたが、自分に言い聞かせるため、何かがブレたり自身を無くしそうになったときのために書かせて頂きました。

そして作ったピアスはこちらです。
以前、ピンク色のトルマリンで作ったパイライトのピアスを、石を変えて作って見ました。
乳白色とオレンジ色のムーンストーン、ガーネット、そして14kゴールドフィルのチャーム。
チェーンではなく小粒のパイライトを繋ぎ合わせることで程よい存在感が出ています。








五つ目は他のものより一回り大きく、シャンパンゴールドのコーティングを施したパイライトとケシパールを合わせてものです。
こちらはより華やかな雰囲気。
派手過ぎるかなと思い最初に作ったものはショップに載せず、自分用にしました。
でもいつもの白いニットと黒のガウチョパンツのコーディネートに合わせてみたら一気に明るさが加わり、気に入ったので二つ目を作った次第です。




全てショップにも載せていますので、ぜひお立ち寄り下さい。



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