今朝の東京新聞の一面に「リンゴの唄」を紹介する記事が載っていました。
四年前の里帰り中、私の祖父がまだ二歳になっていない娘に教え込んだのを思い出し、一日中頭から離れませんでした。
本人は全く覚えていませんでしたけれど。
祖父は御年88歳。
私の両親と同居しているものの、まだ一人で出歩けるほど元気です。
一度耳にした曲はメロディーを正確に口ずさめる、優れた音感の持ち主。
引退後は趣味で能を始め、近所のご老人達に教えるに至っています。
そんな祖父が歌う「リンゴの唄」は心に響きます。
ただ歌が上手いというだけでなく、リンゴの産地青森の出身であること、食い扶持を減らす為に中学生の頃から親戚の元で生活したこと、80年以上生きてきた重みがそこにはあります。
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